ススキ

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「ススキ」の項目を執筆しています。

ススキとは、植物界のエリートにして荒地のパイオニアである。通称「空き地のギャング」。

貧弱な草とはここが違う![編集]

ススキは、主に他の植物を押しのけるようにして生えている。空き地の先駆者として全国の空き地などでその名を轟かせているススキであるが、これはそこいらに生える貧弱な草とは一線を画すところが多いことに他ならない。

高さが違う[編集]

ごろの空き地を見てほしい、ススキは天高くそびえ、他の植物は太陽光を遮断されてグズグズと腐りススキの肥やしとなってしまう。沖縄のつよい日差しの下ではビル10階建に匹敵する高さに成長することもあり、ススキはその圧倒的な高さをもって「おめぇに食わせる太陽はねぇ!」とばかりに他の植物を弾圧する。その空き地の中で大派閥を占めているススキ一族に同居を許されるのはススキの根から養分を取るヒモ植物ことナンバンギセルのみである。

葉っぱが違う[編集]

グッ!稲刈りとは一味違うぜ!!
あなたは無謀にもこの草をむしろうとして逆に強靭な鋸歯の餌食になったことはないだろうか?顕微鏡でその葉を覗いてみると多数の鋸歯が一つ一つ意思を持っているかのように蠢いているのが分かる、こんな葉に草刈り気分で触れようものならたちどころには飛び骨が露わになることは想像に難くない。さらに、手ならまだしも、一瞬でも喉にそれが当たればあなたは喉にぱっくりとザクロの割れ目のようなものを晒し、ヒューヒューさせることになるだろう。
アナ恐ろしや、くわばらくわばら……

根っこが違う[編集]

少し庭いじりをたしなむ者ならこの根に悩まされたことがあるに違いない、成長こそ時間がかかるがひとたび成長すれば堀川ごぼうの如く肥大化し、鍬を弾く硬さとなる。さらに放置すればあなたのその猫の額ほどの庭には罅が入り家の土台を壊し、終いには床から侵入し家を割るようになるだろう。
そして、ここまで肥大化した根には多くの先人が悩まされ、多くの物が土地を捨て、逃げるようにして去っていった。現在もこの植物だけを枯らす方法は確立されておらず、破壊すると言えば家ごとダイナマイトで粉砕するしかない上に、小さいうちに枯らすと言っても踏む程度では余計に根を張らせ、成長を促進させることにしかならないので早いうちに耕運機で根を掘り出し、掘り出しても根の内部の水分で生きているので天日で完全に水分を飛ばせて枯らす方法が最も堅実とされる。

人間との関係[編集]

彼らは今日も獲物が近寄ってくるのを待ちかまえている。

こんな最強植物たるススキだが、なんと荒地以外には生育することができず、夏は覇を唱えようとも(といっても空き地内とそれに隣接する居住区という限られた場ではあるが)季節がに近づくにつれて葉には汚い黒班が発生し、次第に葉からは緑色が失せ、12月ともなればその上で裸となりゴロンゴロンしようと傷一つ付けられないほどペシャンになってしまう。昭和初期まではそういった枯れ草を刈り取り、茅葺きの屋根に利用するなど、人間とのつながりも多少あったものの、現在人からススキは自分たちの「ガーデニング (笑)を阻む邪魔な植物で、消えればいいのに」と全くのいらない子認定を受けている。

ちなみに、ウィキペディアの同名項目では前述した沖縄で巨大化したススキをサトウキビと間違える者もいるとしているが、サトウキビとは全草の形状が全く異なる上に、齧れば甘いか、唇と歯茎から血を噴出することからわかることなので、間違えるはずもない。ススキの汁を煮てみて甘いのならぜひ試してみたいところである。

最も進化した植物[編集]

植物で最も進化した科というのは、イネ科である。その中でもイネは人間へ隷属することに甘んじ、鎌で刈られて大事な所だけ脱穀されて甑で蒸されてかまどで炊かれて咀嚼される運命、すなわち主食として生きる道を選んだ。しかし、ススキは人間、ひいては他の植物までも自らの周りから廃することによって生きる道を選んだ。その植物体は非常に洗練された姿をしており、すっと通った茎に贅肉を排した細い葉、非常に簡素な花を自家受粉する。自己防衛の手段に加えて自家受粉ができること、それは人間でいう所のふたなりである、人間のふたなりが非常に不完全であることが多いのに対してススキは一個体で繁殖でき、その点を克服していて、まさに生物として完成された姿である。

人間という種が誕生するはるか昔から空き地の覇者であり続けたススキに人間が立ち向かおうなど、なんとおこがましいことではないだろうか。

関連項目[編集]

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