スピネル

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スピネル(Spinel)とは、あちこちが尖っている鉱物。削っても削っても角が取れない、ツンツンした宝石であり、決してデレることはない。

概要[編集]

ラテン語でトゲを意味するSpinaが語源になっている通り、とにかく全体がトゲトゲに突出しているのが特徴。硬度も8と堅いため、ヤスリ代わりにしばしば利用される。それでも宝石の王様であるダイヤモンドには及ばなかった。画鋲のように嫌がらせのために靴の中に仕込まれたりすることも多く、あまり印象の良い鉱物ではない。

色は無色透明なのだが、含有物によって赤に染まったり青に染まったりとその色は千変万化する。そのためルビーサファイアなど、他の宝石と混同されることが多く、非常に紛らわしい[1]。更に英国やロシアの戴冠式の王冠に飾られていた宝石がルビーではなくスピネルであったことが発覚したが、イギリス王室の偉い人は別に間違えてないもん、これはバラス・ルビーだと誤りや認めない始末である。逆に言えば、化合物次第ではどのような色にも染めることが可能であり、この性質を用いて様々な色に変色される合成スピネルという宝石もある。トゲトゲしている上に色も一定しないという中々扱いづらい鉱物だが、使い方次第では高級宝石に化ける可能性もある玄人向けの宝石なのだ。

突起の多いゴツゴツした鉱物だが、意外なことに、他の鉱物のように、割った時に断面に偏頗が生じるへき開という現象を見せることはない。外面はトゲトゲしているが中身はスッカラカンという見掛け倒しの鉱物である。

主に暗殺者や忍者が、まきびしとして使用したことで知られている。使い捨ての道具として大量に浪費する必要のあったスピネルは残量を考慮せずひたすら採掘に採掘を繰り返され、数が激減した。なお、まきびしとして使用されたスピネルは、まきびしに引っかかった人間の返り血で真っ赤に染まる。こうした血染めのスピネルは、宝石として危ない趣味の人の間で高く取引されるようになる。戦争の道具として使い捨てられた石が、趣味のコレクションとして再利用されるリサイクルが発生している。これもスピネルの美しさのなせる業といえよう。


産地[編集]

産地として有名なのがミャンマーであり、家の裏の庭を掘ればスピネルかコランダムが出土すると言われるほど。日本では岐阜県における採掘量が多い。この通り、スピネルはその刺々しい見た目通り、険峻な土地や騒擾の多い土地から出土することが多く、治安を悪くするとスピネルが出土しやすくなるという風聞が流布することもあった。スリランカも産地として有名だが、軍事大国であるスリランカは産出するスピネルの殆どを武器の素材に転用している。もったいない

用途[編集]

登山用の道具であるザイルの原料としてスピネルが使われることも多い。スピネルを原料にしたザイルで登山すると、決して滑落しないという。無論根拠のない風聞であり、スピネルがパワーストーンとして「いかなる困難も乗り越えられる」と言い伝えられていることから拡張された思い込みに過ぎない。

前述のようにまきびしとして使用される他、尖っている性質を生かして、タイヤをパンクさせるために徒目的で自転車や車が通行する道路にばら撒かれていることが多い。しかしスピネルは宝石であり、それなりに高い値打ちが付く。たかがいたずらにそこまで財産を蕩尽する辺り、物好きがやっているのだろう。

スピネルはパワーストーンというオカルトの世界では「愛と勝利の象徴」を表す。昔の貴族社会では、恋敵の靴の底に画鋲代わりにスピネルを仕込んでおいたり、愛おしくてたまらない相手に磨いて削って刃物と化したスピネルをぶっ刺したという事例が確認されている。愛と勝利は鋭利な刃物によってしか得られないということを、スピネルは暗示しているのだろう。

スピネルとコランダムの違い[編集]

スピネルは酸化アルミニウムに酸化マグネシウムが加わって生じた酸化鉱物だが、酸化マグネシウムが含まれていないものはコランダムと呼ばれる。どちらも外側は八面体でトゲトゲしていて見た目は同じようなものだが、成分一つで名前まで変わってしまう。紛らわしいので統一しろと指摘されているが、学会は今の所変更する意図はないらしい。

食用のスピネル[編集]

スピネルは数少ない人間が食べられる鉱物として知られている。そのまま食べても食べられるが、まずい。市場に出回っているものはスピネルが含有する酸化マグネシウム、酸化アルミニウムに更に砂糖を結合させたもので、これは一般にコンペイトウと呼ばれている。

しかし、まずいことはまずくても、マグネシウムという健康に寄与する成分を含んでいるので、生のまま食べても健康に良いことに変わりはない。ただし、結晶は尖っているのでそのまま食べると口内出血を起こす。やすりで少し刻んでから食べることが推奨されている。

脚注[編集]

  1. ^ かつてディアゴスティーニが発売していた「トレジャー・ストーン」シリーズで、記念すべき創刊号で梱包されていたルビーが実はスピネルだった、ということがあった。