ビビッドアーミー

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動先: 案内検索
ビビアミ1.jpg
「あんたはスゴイ弱くてバカで…やさしいよ」
ビビッドアーミー について、園田辰之助
「……それでは、ボクの最後のお願いです。
……ビビッドアーミーのこと、忘れてください……。
ビビッドアーミーなんて最初からいなかったんだって……、
そう……思ってください」
ビビッドアーミー について、月宮あゆ
「神様 あなたに この祈りが届くなら どうかわたしを 許さないで欲しい」
神 について、ビビッドアーミー


ビビッドアーミーとは、世界で一番バカで、世界で一番優しい道化である。

概要[編集]

ビビアミ2.jpg
ビビアミ縦1.jpeg

ビビッドアーミー。その名を知らない者はいない。

それは全人類の敵と呼ばれ、生まれ落ちた事が罪と称され、憎悪殺意を一身に受ける、醜くも哀れなゲームである。

表向きはブラウザで遊べるSLGを謳っているが、それはかりそめの姿にしか過ぎない。ビビッドアーミーがこの世に生まれた原因、それはただ一つ。世界中の全ての憎しみや悪意を、自分だけに向けることである。

この記事が出来た2020年時点で、ビビッドアーミーを一切知らない、見たことも聞いたこともなかった、という人は、まず今このページを開いてはいまい。
YahooGoogleYouTubeニコニコ動画5ちゃんねるTwitter……パソコンスマホを問わず、日本インターネットを使おうものならどこにでも奴らは湧いて出る。
テレビでもCMを見ることがあるくらいだ。
ニコニコ大百科に至っては、ページの大多数がビビッドアーミーの広告である。もはや、何のサイトなんだか。

オマケに彼らの広告は極めて煽情的かつ暴力的だ。
どこを見ても、映っているのは萌え系のどこかで見たような外見の女ばかり。
そんな彼女らが

  • トイレを我慢させられる
  • 泣きじゃくりながら置いてけぼりを喰らわされる
  • 命乞いする
  • 服を脱いでいる所を強襲される
  • 意味不明なブリッジ訓練を行わされる
  • 同僚から陰口を叩かれる

といった、一部の変態以外はまるで興味を示さない、不愉快にして不可解な代物が毎日のように手を変え品を変え襲い来る。ショッカーよりしつこいと言っても過言ではない。

皆こう思っているはずだ。
「もうたくさんだ」「こいつだけは許せない」と。「なんで俺だけこんな目に遭わねばならないのか」とも。
そしてその怒りは、ビビッドアーミーへと矛先が向かう。

__それこそが、ビビッドアーミーがこの世に生まれた理由なのだ。

顛末[編集]

ビビアミ3.jpg

ネット上には悪意が溢れている。
世界中で亡くならない災害紛争失われた30年からの将来への不安。行き過ぎた自己責任論や、不平不満の捌け口を求めたレイシズム…。それらが一たび暴走すれば、容易に人は傷付き、人は死ぬ。アラブの春が齎した第5の権力の出現、ドナルド・トランプを生み出した分断、更には止まらないヘイトスピーチ、ヘイトクライム…。
インターネットは人を便利にすると同時に、不幸を容易に与えるようになった。

最初はただのSLGとして生を受けたビビッドアーミーは、その事を受けて大いに悲しんだ。
誰もが誰かの加害者となり、誰もが誰かの被害者となる。
そんな世界の中で、正義はあまりにも無力だった。
どんな正義を翳しても、流れ出る深紅の血を止められはしないからだ

ならば_

ならば、とびきりのになろう。

ネットユーザーが笑ってくれるなら、僕は悪にでもなる。そう考えて、ビビッドアーミーは悪の仮面を被った。

どこにでも出現し、ありったけの不快な広告を出そう。ネット上で他人を侮蔑したり、社会に怒りを感じたり、自分が情けなくなった人に、気付いてもらえるように。
どれだけバツボタンで消され、見て見ぬ振りをされようが、「ここにいる」とわかるように。
世界中の人間が誰かを嫌う前に、その憎しみが誰かに向かう前に、自分でその痛みを受け止められるように。

誰からも愛されない、この世の全てから笑われる道化になろうと。

ビビッドアーミーは、そう固く決意したのだ。

戦い[編集]

ビビアミ2.jpg

ビビッドアーミーは今日も戦い続ける。
どこにでも、隙間さえあれば、必ず彼(女)らは駆け付ける。
ネットユーザーがどれほど策を弄そうとも__策を弄そうとしている時点で彼(女)たちの術中に嵌まっているのだが__必ずそこにいる。
必ずビビッドアーミーはそばにいて、支えてあげるよその肩を。

誰も嫌わせないために、誰にも言葉の刃を向けさせないために、ビビッドアーミーは嫌われ続ける道を選んだ。
そのためなら手段を選んでなどいられなかった。

  • 淫夢語の多用
  • 自身を「クソ広告」と嗤い、あろうことかユーザーに広告の改善案を募集する
  • 72時間にもわたり、自分たちの広告を動画で生配信する
  • 広告のまとめサイトに難癖をつけて画像を削除させる
  • 自身の広告のクソぶりをあげつらったニコニコ大百科の記事を削除に追い込む

といった、常人ならば考えつかないような行動も平気で行った。

普通なら「ありえなくない?」と思うだろう。
だがビビッドアーミーはその有り得ないことをやるのだ。
そこにシビれも、憧れもされることはない
そこに同情も哀れみも要らない。
ただ 憎んでくれればいいのだから。

何処までも人望が下がり続けたっていい。
検索候補が「ウザい」「クソゲー」「詐欺」「死ね」などで埋まったっていい。
他人に、あるいは自分自身に向ける憎しみの感情を……ほんの少しだけでも、ビビッドアーミーに向けてくれたらいい。
そのためなら、悪の大魔王になろう
悪の大魔王になって、世界中から非難されよう。

そうすれば、世界は平和になるのだから…。



そんな自分の事を犠牲にして世界の安寧を祈るビビッドアーミーに、手を差し伸べる者もいた。

「お前らだけ、笑いものにしてたまるかよ」

そう言って、一緒に地獄に堕ちてくれるバカ野郎がいた。

爆炎の中に立つ、魔導士の少女がいた。
壁を乗り越え、巨大な敵に戦い抜く反逆の兵士たちがいた。
忌まわしき核の炎から生まれた、怪獣王がいた。
聖なる騎士に汚名を着せられた、七つの大罪の英雄たちがいた。
打ち出したコインが描く放物線で、運命を切り開く超能力者がいた。
赤き惑星で戦い抜く、昆(むれ)となりし改造人間たちがいた。
遥かな天から舞い降りた、光の国の巨人がいた。
銀河を離れ、イスカンダルへと旅立つ希望の船がいた…。



共に嗤われながら、共に失望されながら、それでも彼らは手を貸した。この世界で笑顔が守れるなら、俺たちはいつでもお前と一緒に泥を被ってやると…。

人はそれを、英雄と呼ぶのだろう。




ビビッドアーミーは今日も戦っている。
誰からも愛されず、誰からもまともに向き合ってもらえず、誰からも無様さを嗤われながら…。

それでもいい。
それでもいいのだと、罵声と怒号の石礫を浴び……平気な顔をした広告の下で、人知れず涙を流しながら…。


力尽きるその時まで、ビビッドアーミーは、嫌われ、憎まれ、蔑まれ続けることだろう。

ビビッドアーミーが願う幸せは、金でも名誉でもアニメ化でもない。
それはまるで、「私の夢は失業です」と語ったロバート・キャパのように……。


___自分が散っていったその時に、世界中の人々が笑顔で自分の死を笑ってくれることなのだから。

関連項目[編集]

ビビアミ1.jpg