年越し蕎麦

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動先: 案内検索

もしかして: 年越しそば

Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「年越し蕎麦」の項目を執筆しています。

年越し蕎麦(としこ-そば)とは、新蕎麦の在庫処分キャンペーンである。

概要[編集]

勢いよく手繰り込もう。

大晦日、来年も「細く長く暮らせる(慎ましく、長生きできる)ように」という願いを込めて食べる縁起物と言われているが、それは明治以降の話であり、江戸時代以前において「年越し」と言えば節分であり、季節がからへと移り変わる立春のお祝いに食べられていたのが本来である(日本人にとって、季節は暦よりも重要な生活サイクルとなっていた)。それまでは「晦日蕎麦(みそかそば、三十日蕎麦)」と呼ばれる食習慣が普及しており、月末の支払いを「細く、長くできる(返済を少しずつ、なるべく遅らせる)」ようにという縁起担ぎであった。つまり大晦日に食べる蕎麦もあくまで「晦日蕎麦」の一環に過ぎず、一年12回(閏年は13回)ある月例イベントの一つに過ぎなかったのである。それがなぜ節分から大晦日に「年越し蕎麦」を食べるようになった(ちなみに節分にも「節分蕎麦」を食べる食習慣が残っている地域もある)のか。その理由は、新蕎麦の流通時期にある。

新蕎麦[編集]

新蕎麦の収穫時期は旧暦7~8月(現在の8~10月)であり、そして「新蕎麦」と銘打って売り出せるのが地域によって差はあるものの、11~12月いっぱいである。さすがに暦が改まった(年を越した)商品を「新物」として提供するのは躊躇われるのが人情であり、初物好きな江戸っ子たちもいい加減飽きてしまうのはしょうがない事である。そこで年内に新蕎麦の在庫を「新蕎麦として(新蕎麦と通常の蕎麦では、前者の方が概ね一割高価で売れた)」一掃処分してしまおうと考え出されたのがこの「年越し蕎麦」の時期移動である。節分に食べる蕎麦は「節分蕎麦」という新たな縁起物として売り出せばいいし、それより売れ残った年内の蕎麦を新蕎麦として売り出せば利益も上がる。かくして売り出された「年越し蕎麦」のキャッチコピーは、

みそかそば 残ッたかけは のびるなり
            文化2(1805)年 『柳歌留』より

借金の掛取り(特に年末の取立ては激しかった)をやり過ごしたお祝い(1月末まで延びる)に食べる晦日蕎麦は最高!」という思いを、「かけ(蕎麦、売掛)」「のびる(麺、期日)」にかけた川柳である。これが大ヒット、いつしか年越し蕎麦と言えば年末の風物詩となり、節分蕎麦の習慣は晦日蕎麦とともに影が薄くなってしまったのであった。

類似品[編集]

ところで「細く、長く」であれば素麺(あるいは冷や麦)の方がより弾力性があってしなやか、食べ応えも十分であるのだから、こちらではダメなのかという意見も多く寄せられているが、蕎麦はブツブツと切れるため「悪縁(特に借金との)を断ち切る」ことから縁起がよい(また「仏仏」にも通じる)とされており、あのボソボソした蕎麦特有の舌触りも「言葉も不明瞭な方が後で何かと言い逃れしやすい」という解釈によってやはり縁起がよいとされている。小麦粉で打った麺のように「つるんっ!」と軽快にお金が出て行くようでは困るし、噛んでも噛んでもいつまでも、グニグニと悪縁が続くようではやはり困るのである。ましてやビーフンマロニー春雨白滝など論外であるし、そもそも江戸時代にはなかったと思われる。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]

Bouncypotato.gif
この記事「年越し蕎麦」は何故か「年越しそば」とネタや題材がダブっています。どちらが真実なのかは神のみぞ知ります。