風の谷のナウシカ
風の谷のナウシカ(かぜ-たに-)は、風の谷に住むナウシカとその仲間達の熱き戦いを描いた日本のアニメ及び漫画。監督兼漫画家は宮崎駿。この作品の動画は日本人の血と汗と涙の結晶である。なお、本作はジブリアニメではない。
あらすじ[編集]
中途半端なヒゲをはやした旅戦士ユパは、バノーラ村や辺境の地ニブルヘイムを経て風の谷へとやってきた。そこは海からの風によって、腐海による影響が未だ出ていない新鮮な場所であった。
腐海のほとり、海からの風が吹く谷に住むナウシカとそのやや熟した仲間達。石油が取れないので風力発電によってエネルギーを自給している。しかし、風力発電は騒音問題を発生させた。騒音公害に抗議する「生活環境を守るトルメキア市民の会」という市民団体が飛行機で風力発電所に突入、風車を破壊した。ナウシカは応戦するもののトルメキア市民の会に捕まってしまう。そしてトルメキアの飛行機(この地方では飛行機を「船」と呼ぶ)に乗せられる。トルメキアに連行される途中アスベルの乗ったペジテ製ガンシップもコルベットのミサイル攻撃を受け、炎上して腐海へ。
登場人物・地名[編集]
風の谷[編集]
風の吹いてる谷。特殊な地形のため、今まで腐海の影響を受けていなかった。まあ、そこらかしこに風が吹いてるからね。 名産品はチコの実、ブドウなど。
- ナウシカ(ギリシャ神話の王女「ナウシカア」が由来で、英語ではNausicaäと書く。"ä"が鬱陶しい)
- 少女の頃のナウシカ。
- 風の谷の姫姉様。腐海の菌類や苔が好きで、地下室で飼育している。巨乳。サイズは多分Gカップくらいでグラビアアイドル顔負けのセクシーなスタイルの持ち主である。
〜 風の谷のナウシカ について、パヤオ
また、ノーパンは彼女の信念。[2]ズボンじゃないの?との声もあり、かつ漫画版にも「ズボンはズボン」というやる気のない解説があるが、どういうわけか一般人(特に男)にはノーパンにしか見えない。
- 漫画版は映画の嘘くさい聖女の仮面を脱ぎ捨て、人間らしい感情をもっている。蟲使いの蟲に精神的虐待を与えられたことでトルメキアの装甲兵を血達磨にした。念話ができ、念力が使えるなど人間離れした能力をもつ。それ以外にも他人に幻覚見せるわ幻聴聴かせるわ自分まで幻見るわと三倍速並みに電波満載だったが、映画版では控えられた。小さなお友達も大きなお友達も見ているからね。
- ミト
- ご隠居。ナウシカのスカートの中を見たただのエロ親父である。
- 城オジ
- 城に仕えるジジイ達。
- 映画版では盗んだ戦車で走り出す不良老人ぶりを発揮するが…。
- ユパ様
- ナウシカのパシリ。バッタのように跳ぶのが好き。ヒゲにマントに鋭い目つき、そして漫画版での髪型はモヒカン。
- 「火の七日間」に参加した剣士。その強さは年老いても未だ衰えることはなく、その老体に似合わずアグレシップな動きと技を使う。劇中冒頭に現れた巨神兵は彼が召喚したものらしい(以後朽ちるまで放置)。この戦いの最終戦争にて千人斬りを成し遂げ、突如現れたギルガメッシュとの一騎打ちにも勝利している伝説的な強さを誇る剣士。
- 劇中にて彼が移動手段として乗っていたトリウマは、ある世界で黄色のダチョウ(?)の愛くるしさが忘れられなかったからだと彼は語っていた。しかし、あまり似ていないのが原因のようで、多少の不満が残っているみたいだ。過去に黄色に染め上げてやろうと試みているが、鳥に猛反発にされしかたなく断念した逸話ある。
- もともと装備していた武器はバスターソードであったが、バノーラ村にてお金が尽きて困ってしまい、そこに住んでいた1人の男に売ってしまっている。劇中にて風の谷に訪れた際装備していたのは、ミッドガルのスラム街で拾ったセラミックソードである。以前は魔法を使えたらしいのだが、これといった戦いをしておらず、そのうちに忘れてしまったらしい。召喚術として巨神兵を数十体呼び出せる力は持っているようだが、現在はこれを封印している。死後はその力を評価され、アース神族のインフェリアとして活躍している。
- ※バスターソードに付いていたマテリアは、しばらくして譲った男の息子によって無くされてしまっているが、当時埋め込まれていたのが「夢」と「誇り」という2つのマテリアが埋め込まれていたらしい。
- 大ババ
- 「ねるねるねるね」で有名な大魔女。たまにヒステリックになる。細木和子がカスに見えるほどのカリスマ。かなり特徴的な顔つきの為、どアップは辛いものがある。
- 漫画版では昔話をするが、アニメ版に比べると穏健かつ影が薄い。
トルメキア[編集]
漫画では王族・外戚・貴族を巻き込んだドロドロの争いを展開していたが、アニメ版ではその辺が バッサリ切り捨てられた。しかし、ほんの一部だけそれを匂わせるシーンがあった。
- クシャナ
- 元祖ヤンデレ姉さん。ナウシカに負けず劣らずの巨乳。ただし、城オジ曰く「ワシ等の姫様とは大分違う」とか。原作では途中でイメチェンしてスーパーロングヘアからショートヘアになる。
- 皇族。先王の娘だが、現王であるウ王と兄皇子から目の上の瘤ならぬ巨乳と思われている様子。飲むとクルクルパーになる毒入りワインを贈られ、危うく慰み者にされそうになったが、彼女の母が身代わりにクルクルパーになった。
- 出陣前に挨拶に行った母は、惣流・アスカ・ラングレーの母惣流・キョウコ・ツェッペリンばりのクルクルパーであった。
- 原作では皇兄ナムリスと結婚するはずだったが、アニメ版の「おぞましい姿」を見られない事に失望したナムリスは、結婚式の直前に自分をレイプしようとした。
- これに激怒したクシャナは、飛行戦艦内部を破壊した挙句、巨神兵に攻撃されて重症を負ったナムリスの首を引っこ抜いた。
- この後遺症により、国に帰り代王の座に就いた後はキャリアウーマンとして過ごしたという。
- 原作で歯も金髪の小僧も真っ青な戦術の天才っぷりを示すが、アニメ版では「怯えたキツネリスみたい」とナウシカに評され激高した挙句、蟲(王蟲)にヘタれ、城オジ達に拳銃を渡して捕虜になる情けなさを見せた。
- クロトワ(苦労東亜)
- 東亜出身の貧乏軍人。機動戦士Zガンダムに出てくる百式のパイロットの人ではない。
- とにかく貧乏で、少年時代からオンボロ艇の艇乗りをして日銭を稼いでいた為、舵取りは頭文字D並の腕を持つ。
- 学費のかからない軍大学に入り軍人となったが、やはり貧乏だった為に「やんごとなき身分の方」(=ウ王)の密命を金で請負い、クシャナの目付け役になった。但し、王族の秘密を握った者は必ず抹殺される為、後にクシャナに告白して信頼を得た。
- クシャナの肉体を密かに狙っている(「この次はヨロイなしで抱きたいね」)が、ナウシカにも惹かれていることに気づき、戸惑っている。
土鬼(ドルク)とその他の種族[編集]
下の毛がまだ生えていない等の理由で情報入手に法的制約のある方は、お母さんに見つからぬよう背後の気配に細心の注意を払いつつ閲覧してください。アンサイクロペディアの連中は、そんな面倒臭い検閲を行っておりません。
- マニ族僧正
- マニ族をまとめるめくらの生臭坊主。
- 皇弟ミラルパに殺されたが、死後も幽霊になってナウシカを守り続ける。ナウシカの守護霊的な存在。
- ケチャ
- マニ族僧正の付き人をしていたオレっ娘。要するにただのツンデレ。
- ドルク社会に散々もてあそばれたため、僧正の死後はドルクから独立し、アスベルと行動をともにする。
- 最終的にはアスベルとくっつく。
- 神聖皇弟(ミラルパ)/神聖皇兄(ナムリス)
- 青い服を着た少女や幼女を「青き衣を纏った、帝国を滅ぼす危険な存在である!」として片っ端からひっ捕らえては処刑していた残虐皇帝ブラザーズ。皇弟の超常の力とかいうただの透視超能力を使ってナウシカの存在を知り、そのセクシーな体に一目惚れしていつか八つ裂きすることを夢見ていた。やがて皇兄ナムリスが「あの小娘を殺すのは俺だ!」と主張して、体調を崩していた皇弟ミラルパを謀殺し、皇弟ミラルパは死んだ。しかしあきらめきれない皇弟ミラルパはナウシカの夢の中に全裸で登場し、よぼよぼの老人の姿を憐れに感じたナウシカと行動をともにし、成仏する。
- その後皇兄ナムリスはナウシカとあれをするべく、決闘中にヒドラとかいうモンスターにナウシカを捕らえさせ服どころか下着まで引きちぎり上半身を全裸寸前までいかせたが、その巨乳をさらけ出させる直前にナウシカを母だと勘違いした巨神兵に邪魔され重傷を負い、最後は婚約者のクシャナに首を引っこ抜かれた挙げ句腐海に突き落とされ死亡した。その直後のナウシカの「巨乳のすぐ下まで引きちぎられた下着(風に吹かれるとめくれて下乳がチラ見できちゃったぐらい)」に「ベルトが緩かったせいでちょっとズリ落ちたズボン」、加えて「ヒドラに全身を汚されたへそ出しスタイル」という超セクシーな姿を見てハァハァした男子は多いとか。さらにこの後そのセクシーな姿のままクシャナのマントをまとったり巨神兵が倒れて岩場に投げ出されたり雪に降られたりベッドで寝かされたりするからたまらない。
- ヒドラ
- 皇帝が飼っているサボテン型肉食動物。馬鹿力の持ち主で恐ろしいほど馬鹿。クシャナやナウシカを確保しようと襲ったがうまくいかなかった。
- 庭の主(ヒドラ)
- 人の姿をしてるが、何だかんだいっても結局ヒドラ。男なのか女なのかも分からない。性質はそのままに頭が良くなったせいで、ナウシカを騙すことに成功した。ナウシカと巨神兵が庭で休もうとしたとき、ナウシカが疲れ果てて眠ったのを良いことに拉致して服を脱がし風呂に沈めた。ナウシカが庭を去って残念。
ペジテ[編集]
地下に眠っていた巨神兵を、止せばいいのに掘り出してしまい、それを欲しがったトルメキアに滅ぼされてしまった。
- アスベル
- ペジテの王族の生き残り。ガンシップ一機でクシャナの部隊をズタボロにするも、ナウシカの幻覚に見とれていて墜落。[3]
- ナウシカがノーパンと言う事に気づき、一緒にメーヴェに乗った時あんな事をしていたとかしていなかったとか。
- ラステル
- アスベルの妹。飛行船が墜落した後に死亡した。死ぬ間際に発した「積荷を燃やして」というセリフは有名で、現在では「自分の身に何かあったときに、他人に見られたくないものを処分してほしい」という意味でも使われる。
蟲使い/森の人[編集]
原作では重要な役柄だが、アニメ版では未登場とされた。まあ、映画公開当時は完結してなかったから当たり前か。サボテンの皮のような服の中は裸らしい。
生き物[編集]
- 腐海
- 黴が光合成をして有機物を作る、黴の黴による黴の楽園。黴の出す瘴気(有毒ガス)に包まれている。じっと見ていると文字通り不快になる。
- 蟲
- 腐海の瘴気の中で暮らすが、コスモクリーナーは怖くない。
- 王蟲
- 大王ヤンマ
- 地蟲
- 火蜂
- 緋蜂
- 大蟲
- 久蟲
- 保蟲
- キツネリス
- 登場した名はテト。かまれた。あれは痛かった。ナウシカの乳房の谷間に入るのが好きなど、エロさはかなりのもの。
- 漫画版では森の人に唸るものの敵ではなかった。後に巨神兵(オーマ)の余りの臭さにきちがいとなり死亡。
- トリウマ(ウマ)
- 登場した名はカイとクイ。のちのチョコボである。
- 毛長牛
- 巨神兵
- 「くさった死体」の巨大バージョン。その正体はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。
- 風の谷の騒音公害のせいで睡眠障害に陥り、腹いせに放火を試みるも潮風に当たったせいで溶ける。
- 漫画版ではナウシカに「オーマ」という名前をもらい、いきなり覚醒。満身創痍になりつつも奮闘する姿に全米が涙した。
- 庵野秀明
- アニメで巨神兵の描画を担当。
- 一時期「俺は巨神兵を動かした男だ!」と痛く名乗っていた…らしい。
- つまり、エヴァの中には、巨大なくさった死体が入ってます。
メカ[編集]
- メーヴェ
- ナウシカの乗る、首をちょん切ったカモメ。華麗に空を舞うその姿は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタのようである。
- ガンシップ
- 風の谷を始め、諸部族が保有する飛行兵器。風の谷の保有機体は1930年代のイタリア機やハインケル製飛行機を思わせる楕円翼が特徴の全翼機だが、デリンジャー銃そっくりな機首部分を有する。機首のロケット砲(2門)は手動かつ前方から砲弾を込める古風さで、同乗したクワトロを驚愕させた。「空気抵抗とか空力特性は…」などと疑問を呈すると、マッハの速度で蟲たちに食べられギャアアアァァァ!!
- コルベット
- トルメキア軍が運用する串形翼が特徴的な重戦闘機。連絡・運搬と多様な用途に使用され、バカガラス並に巨大かつ重武装・重装甲を誇る重コルベットが王室向けに数機生産されている(因みに風呂も完備)。アニメ版では良い所が無かったが、漫画版ではクロトワの舵捌きにより某赤い人並の機動力を見せている。
- ケッチ
- トルメキア軍で貴族・将軍用に運用される連絡機。漫画版では無能さまでモウロ将軍そっくりなサパタ市司令官の逃亡専用機だったが、逃亡を察したクロトワ達に呆気無く拿捕される。以降、兄皇子の重コルベットに破壊されるまでクシャナ達が使用していた。
- 「ウホッ、司令部付だけあって良い船だぜ」
- バカガラス
- トルメキア軍が運用する輸送機で「戦列艦」と呼ばれる。外見はドイツ軍のMe323ギガントだが、撃たれ弱さではこちらが上。
- アニメ版・原作通してやられ役に徹する。アニメ版では僚機の爆発で誘爆する有様で「何ちゅう脆い船じゃ」と城オジを呆れさせた。
- バムケッチ
- 漫画版のみ登場。ケッチの機首に自動砲を搭載し戦闘能力を高めた火力支援機。村に侵入したウシアブを砲撃中、コルベットに(勘違いで)撃墜されるという運の無さを見せた。
- 戦車
- 森の人とは逆にアニメ版のみ登場。戦車と言いつつも、イタリア軍セモベンテ突撃砲か、拡大改良型のハンガリー軍ズリーニィ突撃砲にイギリス軍マチルダⅡ戦車の足回りを組み合わせた外見をしている。搭載砲はドイツ軍ブルムベア突撃砲の150㎜砲クラス。ペジテ市攻略戦に投入された為、口径の大きい突撃砲が投入されたとも考えられるが誰も気にしない。
脚注[編集]
関連項目[編集]
![]() |
このアニメ「風の谷のナウシカ」はまだかんたん作画のままです。 作画修正をしていただけるスタッフを募集しています。 (Portal:スタブ) |
長編作品 : | (風の谷のナウシカ) | 天空の城ラピュタ | となりのトトロ | 火垂るの墓 | 魔女の宅急便 | おもひでぽろぽろ | 紅の豚 | <海がきこえる> | 平成狸合戦ぽんぽこ | 耳をすませば | もののけ姫 | ホーホケキョ となりの山田くん | 千と千尋の神隠し | 猫の恩返し | ハウルの動く城 | 外道戦記 | 崖の上のポニョ | 借りぐらしのアリエッティ(かりぐらしのアリエッティ) | コクリコ坂から | 風立ちぬ | かぐや姫の物語 | 思い出のマーニー |
---|---|
短編作品 : | On Your Mark | ギブリーズ | フィルムぐるぐる | くじらとり | コロの大さんぽ | めいとこねこバス | 空想の空飛ぶ機械達 | 空想の機械達の中の破壊の発明 | ギブリーズ episode2 | ポータブル空港 | space station No.9 | 空飛ぶ都市計画 | 水グモもんもん | 星をかった日 | やどさがし |
関連アニメ : | 赤毛のアン | アルプスの少女ハイジ | 未来少年コナン | ルパン三世 カリオストロの城 |
キャラクター : | 天沢聖司 | 王蟲 | サン | (ジジ) | シシ神 | ススワタリ | 月島雫 | トトロ | ねこバス | パズー | 湯婆婆 | リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ | ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ |
関連人物 : | パヤオ・ミヤザキ | ゴロー・ミヤザキ | 高畑勲 | 米林宏昌 | 鈴木敏夫 | 久石譲 | 大橋のぞみ | 糸井重里 | 徳間康快 |
関連項目 : | 君をのせて | ゴリアテ | ステロイド・バルス療法 | 月島雫病 | バルス | バルスの変 | (飛行石) | ムスカウイルス | ムスカリ | 油屋 | ラピュタ探索 | ラピュタ帝国 |
その他 : | アニメージュ | ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント | 金曜ロードショー | KDDI | スタジオカジノ | スタジオギブリ | 徳間書店 | 二馬力 | 日本航空 | 日本テレビ | 三鷹の森ジブリ美術館 | 読売新聞 | ローソン |