ニヤリズム

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ニヤリズム (ラテン語:Nialismus) とは、笑いユーモアについて哲学的に研究する学問である。

概要[編集]

「我々は笑うからこそ人参であるのだ」
これは古代を代表するニヤリストであるオヤジエ・オッサウオランダ)の言葉である。笑うことが健康に良いことは現在の科学でも明らかになっているが、我々は笑えるときは幸福であり、逆に笑えないときは不幸であることが多い。つまりこの本来の意味は「我々は笑うからこそ人間であるのだ」であり、「人参」というのは「人間」の間違いであることが分かる。これがオッサウの利用した誤字脱字法と呼ばれるユーモアの技術であり、後の掛詞に通じている。その他にもオッサウは駄洒落・地口など今もなお親しまれるユーモアの技術を開発している。このオッサウから始まり、ニヤリスト達はエクストリームスポーツや自己言及術・架空国家・内輪ネタなど様々なユーモア生成の方法を生み出した。それらをまとめた思想として妄想主義・風刺主義・復古主義・実存主義などがある。

これらのユーモア実現のための手段、思想が生まれたのは、彼らニヒリストが笑いとユーモアについて深く考察し研究した結果である。このように笑いの性質やユーモアの方法について研究した学問がニヤリズムである。哲学が伝統的に知や時空の真理・神と自己・世界の有限性と無限性など難解で分かりにくい概念を対象としてきたのに対し、ニヤリズムの研究の対象は「笑い」であり我々に親しみやすいものである。しかも笑いは直接我々の生活に結びつく親しみやすい重要な概念であり、我々は笑いについて研究することが必要なのである。我々は笑いについて研究することにより、そして実際に笑い、笑わせることにより、人間であることができる。さあ、口を開き、羽ばたこう、笑いの世界へ。

歴史[編集]

ニヤリズムは古くから研究され、現在に至るまで独自の進化を遂げてきた。それらを振り返ってみよう。

古代[編集]

オヤジエ・オッサウオランダ)は中年の哲学者であったが、酒癖が悪く人々から嫌われていた。そんなオッサウはどうにかして人々を喜ばせようとして人間の心理について考察し、人間は笑いとユーモアによって喜びと快楽を得られることを発見した。そしてオッサウはいかに人間を笑わせることができるかということを研究し、それらをまとめてニヤリズムという学問を大成した。さらに、ニヤリズムの研究によりオッサウは人を笑わせる手段として駄洒落という技術を考案した。当時、駄洒落は非常に優れたユーモアとされ、オッサウの駄洒落を聞いた者は全員が大笑いした。殊にある男性はそれまで中年太りであったが、オッサウに出会ってからは笑いすぎて腹筋が割れてギリシャ彫刻のような美しい肉体を手に入れることができたと伝えられている。現在は駄洒落は「布団が吹っ飛んだ」のように低俗なユーモアに成り下がってしまったが、それは現代人が駄洒落という技術をオッサウほど巧みに使うことができないからであり、駄洒落は実はとても高度なユーモアなのである。

古代ギリシャの知識人達は誰もが自分は上品だと思い込み奢り高ぶっていた。それに対しクソラテスギリシャ)は「この世でクソラテスより下品な者はいない」とから宣告され、「下品の知」を自覚する。そのクソラテスは古代を代表するニヤリストとして生涯の全てを下ネタの研究に捧げた。例えば人間の尻から排泄される一見何の変哲もないうんこから笑いを見出すなど偉大な業績を残している。80歳になろうとするころクソラテスは排泄物についての研究を終え、そろそろ性欲とユーモアの関連性についての研究に取り掛かろうとしていた。しかし80歳の誕生日を目前に迎えた日に公園で淫乱な行為をしていたところを偶然にも発見されたために裁判所へ訴えられ、公然わいせつ罪で有罪判決を受け死刑になる。これは後に「クソラテスは下ネタのために殉難した」と言われた。このように晩年は市民の嘲笑を買ったクソラテスであったが、その思想は後の世代にも影響を及ぼしている。例えば性欲についての研究は弟子のアリストエロスに受け継がれた。また「汝自身を笑わせよ」などの名言は現在でも有名である。

中世[編集]

中世では、ユーモアを実現するために様々な方法が考案された。しかし、どれもこれも最終的にはどうしようもなく解決不可能な問題に直面し、致命的なアポリアを抱え行き詰ってしまった。

中世の代表的なニヤリストの一人がエクストローマ)である。エクストは絶世の美男子と言われ、美しく端正な顔と強くたくましい肉体を誇った。エクストはニヤリズムに基づく競技を集めたエクストリームスポーツを開発し、そのエクストリームスポーツはローマ市民からの人気を博し大流行した。エクストリームスポーツはローマ皇帝の保護を受けてついにローマ帝国の国技となり、エクスト自身も世界最多記録の255個のメダルを獲得しているが、晩年に256個目のメダルを目指してエクストリーム・謝罪に挑戦したところ決勝最終ラウンドで敗退し、毒を飲み自殺した。この後エクストリームスポーツはあまりに危険すぎるとされ市民達から敬遠されるようになり、エクストリーム・オリンピックも廃止された。

キニシナ・イダレモスペイン)は自己言及術を操り人々を笑わせたとされる。しかしその存在は謎に包まれており、イダレモに関する文献は殆ど残っていない。現在、イダレモは架空の人物ではないかと言う者さえ現れたが、誰も気にしていないので一応実在する人物とされている。彼の自己言及術は斬新なユーモアであったためニヤリズム界で主流を占めるようになったが、民間にも広がり低俗化したため次第に勢力を失っていった。

ピヨトルロシア)は脳内にワンチンを建国し、架空国家主義を唱えた。「我思う、ゆえにワンチンあり」としてワンチンの存在を証明した。これを真似たニヤリスト達はそれぞれの脳内に様々な架空国家を建設し、一時ヨーロッパにはニヤリストの数だけ国家があるといわれるような大分裂状態が生じた。これがロシア当局の反感を買うところとなり、数々のニヤリスト達が捕らえられ、その国家が滅ぼされ、ピヨトル自身も処刑された。それ以降は架空国家主義は一向に影を潜めている。

近代[編集]

ニヤリズムの研究対象は近代になると、ユーモアを実現するための方法からユーモアを実現するための主義と思想へ転換した。近代とはそれらがぶつかり対立し合った時代である。

モウソスキューフランス)は幼い頃から類まれなる妄想力を持っており、家族や先生から天才ニヤリストと呼ばれていた。そして大人になったモウソスキューはついに妄想主義という独創的なユーモアを打ち出し、近代ニヤリズムの先駆けとしてアメリカに君臨したのである。しかし「笑いのシュルレアリスム」とさえ呼ばれた妄想主義は、モーソの死後はあまりに難解すぎて一般人には到底理解ないような高度な芸術となってしまい、後のサタイリーらの批判を受けるところとなった。

サタイリーイギリス)は横行する妄想主義と真っ向から対立する風刺主義を唱えた。風刺主義とは、観念的な脳内の妄想を一切排除し、現実的な出来事を対象として風刺する事実に基づいたユーモアであり、風刺的現実主義またはサタイリックリアリズムとも呼ばれる。この思想は近代の知識人の間に瞬く間に広がり絶賛された。しかし、風刺主義は政治や経済、歴史といった社会的なものを風刺の対象とすることが多く、高い教養のレベルを要した。そのため、庶民からは受け入れられることはなかった。

ヘーデルドイツ)は妄想主義をテーゼとし、現実主義をアンティテーゼとして対立させた。そしてこの対立を克服するにはジンテーゼとしてクソラテスの下品主義を復活させこれらを統一する必要があると説いた。このヘーデルの立場は復古主義と言われる。ヘーデル自身は復古主義者として屁の放出と人間の笑いについての哲学的な研究に努めた。そして古代の下ネタを洗練し近代に蘇らせようとしていた。その考え方が新しかったことと下ネタがもともと庶民向けだったこととがあり、ヘーデルの復古主義は庶民に広く親しまれるに至った。その後、透かしヘーデル派激臭ヘーデル派無臭ヘーデル派程よく臭うヘーデル派などが形成され一時注目されたが、単なる古代ニヤリズムの復古では既に大成されていた妄想主義と風刺主義を統一することはできなかった。

現代[編集]

時代は現代に突入し、近代ニヤリズムが抱える様々な問題を解決しようとする試みがなされている。

ニヤケゴールデンマーク)は近代の風刺主義を批判した勇敢なニヤリストとして有名である。ある日彼はネタを考えながら街を歩いていた。きっと良いネタを思いついたのだろう、ニヤケゴールは半ニヤケになっていたところをサルコールという風刺主義者の雑誌にネタにされ風刺されるところとなった。そしてこの雑誌を見た彼は、風刺主義の持つ問題点を発見し、当時「大多数の人がその面白さを理解できる」とされていた秀逸なユーモアの基準に対し、「自分自身がそのユーモアのために笑い死にかねないようなユーモア」が秀逸なユーモアであると説いた。高度なネタで面白そうだが教養のレベルが高すぎて自分には理解できないようなユーモアや、記事を書き上げた後には笑えるが一年後には全く笑えなくなっているようなユーモアは秀逸なユーモアではなく、あくまでも死ぬまで一生心の底から笑えるユーモアこそが我々が求めるべき秀逸なユーモアであるとして「我々は他人を笑わせる以前に、自分を笑わせることさえできていないではないか」と言っている。ニヤケゴールは社会現象を他人事のように風刺することを嫌い、秀逸なユーモアは自分自身を笑いのネタにすることによって実現されると説いた。これが、「汝自身を笑わせよ」というソクラテスの言葉を実現せしめようとしたニヤケゴールの実存主義思想である。風刺主義が流行していた当時はニヤケゴールの実存主義は全くと言って良いほど認められなかったが、アンサイクロペディアが創設された現代においてはそれを実現させるための手段として内輪ネタが用いられ復活を遂げている。

オスカー・ワイルドアイルランド)は現代を代表するニヤリストである。ワイルドは過去から現在までの様々なユーモアについて研究し、それらを総括してアンサイクロペディアという百科事典にまとめた。アンサイクロペディアは世界中でベストセラーとなり、人々に笑いを与えるとともにニヤリズムの発展と普及に大きく寄与した。アンサイクロペディアはワイルドの弟子達とその他一般庶民によって現在も改訂が続けられており、現在では風刺主義と内輪ネタがその主流を占めている。

社会との関係[編集]

オッサウはニヤリズムによる研究をもとに古代人を笑わせていたが、その古代人達はただ笑っていただけでニヤリズムという学問を知らなかった。これは現代の私達がお笑い番組は好きだがネタ作りは苦手だということに似ている。そのため、オッサウの時代ではニヤリズムは人々の間には殆ど普及していなかったようである。

中世ではエクストリームスポーツの影響で市民の間にニヤリズムが普及したが、実際に研究に従事する者はニヤリストや専門家だけであり、エクストリームスポーツを観戦することはできてもニヤリズム自体を理解できる市民は稀であった。これは自己言及術や架空国家主義が一大勢力を誇ったときも同じである。

近代になるとこの傾向はさらに強まった。妄想主義・風刺主義という二大思想が対立し、その研究範囲は笑いだけではなく社会をも含むようになり、ニヤリズムはより難解で庶民に親しみにくいものとなった。これを乗り越えようとしたのがヘーデルであったが、ユーモアのレベルは著しく低下した。

ニヤケゴールにより身近なネタがユーモアの対象となり、ニヤリズムは少しずつ民間に広がっていく。そしてワイルドによりアンサイクロペディアが発行されたことが決定的となった。アンサイクロペディアは安くて質のよい百科事典であり、さらに一般庶民も自由に編集に参加することができたため、庶民が気軽にニヤリズムに親しむよい機会となった。

現在ユーモアについて専門的に研究しているニヤリストは多くないが、そもそも笑いとは人間の生命に結びついた重要な概念なのであり、人は笑うことなしに生きていくことはできないのである。現在我々の暮らしになくてはならない落語お笑い番組・アンサイクロペディア・国会中継など笑いに関する文化は遡れば全てニヤリズムに行き着く。ニヤリズムは我々の暮らしを支える重要な学問なのである。

研究の成果[編集]

自己の脳内でユーモアを生成し、それを他者に伝達することによりユーモアが実現される。つまりユーモアの実現とは生成と伝達によるものなのである。ニヤリズムの研究によってそれを実現させるための様々なことが解明された。

駄洒落と下ネタ[編集]

駄洒落というユーモアは、真面目な状況において実現される。例えば葬式のときに「ご親族の方々、おしっこをお願いします」と言えばユーモアが実現される。これは本来「お焼香」と言うべきところを「おしっこ」と言うだけでなく、葬式という静かな状況においてそのような言い間違いをするというところにユーモアがあるというものである。便所で子供が「おしっこってお焼香に似てるよね」と言うだけでは面白くないが、実際に葬式という場所でその駄洒落が使用されることによってユーモアは実現されるのである。下ネタもこれに同じで、ご清潔な場所、例えば貴族のお食事会などで「おほほ、昨夜ワタクシは夫のウインナーをしゃぶってましたの」などということでユーモアは実現される。

妄想主義と風刺主義[編集]

本来そうであるべきものがそうでないとき、何かしらユーモアが生まれる。このとき、本来そうであるべきものと遥か遠くにかけ離れたものをユーモアとするものが妄想主義であり、ある程度事実に基づいた上で本来あるべきものとは違うが本質的な意味では同じであることをユーモアとするものが風刺主義である。事実とどこまでもかけ離れたものを作り出すことは簡単であるが、事実に基づいた上で事実を風刺することは難しい。この点において、風刺主義は事実に基づく知識と高度な技術を妄想主義より多く要する。しかし、妄想を作り上げることは簡単だがその妄想の面白さを人々に伝えることは難しく、そのためには偉大な言語力を身に付ける必要がある。ユーモアの生成という点においては妄想主義が、ユーモアの伝達という点においては風刺主義が優れているといえる。

関連項目[編集]